Kan-Kan の雑記帳


2006年1月31日

 兼業主夫となってから、天気情報とスーパーのチラシに敏感になりました。

 まずは洗濯ものです。病人には毎日着替えが必要。息子達、特に下の息子は署の駅伝チームに入って、毎日走っているので汚れがすごい。天気に合わせて、夜か早朝に洗濯機を回しているのですが、天気情報が外れるとがっかりです。また、息子達に取り入れを頼んでおいたのに、忘れていて、夜、ベランダで冷たくなった洗濯ものを取り入れるのはいとわびし。

 自分と嫁ハンのものはわかりますが、息子2人の下着や靴下は区別がつかない。嫁ハンはちゃんと見分けて(微妙に体臭がちがうらしい)畳んで、それぞれの部屋に運んでやっていたけれど、私はそんな面倒なことはやりまへん。出来まへん。ざっと畳んで、嫁ハンのピアノの鍵盤の蓋の上に並べておいて、好きなものを持って行け、と言っております。

 カッターシャツのアイロンがけはしんどいので、すべてクリーニングに。その分食費を浮かそうと、市内3つのスーパーを廻っています。毎夕食を1000円以内に抑えようとやっています。月が変わると病院の支払いが・・・。これが心配。引っ越ししたことをほんのちょっぴり後悔しています。

2006年1月30日

 胃カメラによる嫁ハンの胃の内部映像を見ると、確かに傷はないけれど、色が白い。私のはきれいな(!)ピンクだったのに。医者曰く、粘膜も貧血を起こしていて白いのです、とのこと。

 共に貧血で入院した四国の母とうちの嫁ハンは、所、病院こそ違え、まったく同じ検査経過を辿っています。2人とも胃カメラを終えた時点で異常なし、次の大腸検査に入る段階で、母はもういいです、と降りてしまいました。貧血の原因はわからず仕舞い。ま、きつい検査を受けて、そのまま寝付いたお年寄りも見て来ていますから、高齢だし、本人がそういうならいいか、ということになりました。

 嫁ハンは明日、大腸検査です。今日、時間休をもらって、検査要領を聞き、検査承諾書にサインしてきました。

 義母とは仲良くやっていますが、嫁ハンの治療については意見の食い違いがあります。以前、親族で輸血による大変な症状を見たことがある義母は、今の医者に懐疑的。医者の勧める輸血に絶対反対、もしその事態になったら、病院を変えようという。動かせないから無理ですよ、と言うと、背負って運び出せばいいと言う。

 私はーーー嫁はんは救急的に入院したので、慎重に選んだ病院ではないけれど、5年前に手術した病院でデータもあり、とにかく一応の検査が終わるまでここで様子を見よう、その上で、他の病院でセカンドオピニヨンを受ければいい、という考えです。もしヘモグロビン値が下がって、輸血が必要ならやむなし、但し、血が心配なら、家族の血液型が違うので、友人、知人達の協力を仰ごうと思います。

 ま、ヘモグロビン値もやっと上がってきて、酸素供給も不要になり、検査も受けられるようになりました。ちょっと元気になった嫁ハンは、もう3月のライブのスケジュールを入れようとしていますが、きちんとした原因追究が第一だと思っています。

2006年1月29日

 おだやかな日和の休日。病院にもたくさんの見舞い客が溢れます。こういうとき、家族もこられない患者さんはさびしいのでしょう。しきりに看護士さんを呼び、あれこれ甘えてはります。夜にずっと叫び続ける人もいて、隣の男子大部屋はその方と2人(もうおひとりは認知症らしい)しか残っていません。他の患者さんは逃げ出したらしい。嫁はんは幸い眠れるらしいのですが・・・。

 お隣の老婦人は、見舞い客は息子さんらしい初老の男性ひとり。毎朝、顔を出して食事の世話をされ、出勤され、夕方また寄って帰られる様子、休日は朝からずっと来ておられる。お嫁さんやお孫さん、親戚はいらっしゃらないのかなあ。

 病院はほんと人生の縮図です。


こんな夢を見た

 都心のマンションの3階に住んでいるらしい。ワンルーム。へび嫌いの私にはありえない話だけれど、大きいニシキヘビを2匹飼っている。洗濯をしていてベランダの窓を開けたスキに、1匹が逃げ出して非常階段に向かう。慌てて追いかける。

 ちょうど、となりの家の生まれたばかりの子猫が門の隙間からちょこちょこと歩き出てくる。ゆっくり階段を降りていたヘビがそれを見つけ、さーっと前半身(?)を伸ばし猛スピードで迫ってゆく。

 必死で追いかけて、ヘビの開いた口と子猫の間に飛び込んで足を挟む。ヘビを踏んだのか、猫を踏んだのか・・・いやな感触を残して目が覚める。もちろん猫もヘビもいない。足だけが痺れている。寝起きの悪い朝でした。

2006年1月28日

 2日続けて霧が町を蓋いました。見慣れた街が白い霧に沈み、車のヘッドライドが放射状の光の帯を造ってゆく。黄色いテールランプが滲んで消える、雲から漏れた月光が筋になって下りて来る。まるでロンドンみたいやなあ(行ったことないけれど)と溜息。霧は自然の優れた演出家です。

 全豪オープン女子シングルスはモレスモ。20代後半での初優勝は近年珍しい。大分前に自分が同性愛であることをカミングアウト、家族席にも「彼女」?を呼んで、それが論議を生んだりしました。力はあるのに、怪我に泣かされ続けて、ずっとクランドスラムに縁のない選手でした。今夜は飲んでやろなあ。

 ずっと楽しみにしていました。三谷幸喜の「12人の優しい日本人」の舞台生中継がWOWWOWで、梅田のドラマシティから。非番の下の息子と一緒に見ました。キャストも一新、なかなか熱のこもった舞台。江口洋介さんの初舞台でもありました。でも下の息子は、映画の方が面白かったという。え、映画見たの?昔(!)、お父さんが借りてきて見てたやん?あ、そうか。じゃあオリジナルのアメリカ映画は見たか?と問うと、何それ?

 大昔(?)の名作「12人の怒れる男たち」を見せなければ・・・。

 嫁ハンは胃には異常なし。次は大腸の検査です。医者に、一時帰宅を乞うと了解されて、2週間ぶりに2時間帰宅。シャワー浴びて、シャンプーして歓んで病院に帰って行きました。 

2006年1月27日

 全豪オープンの行われているメルボルンでは43度。日差しが強すぎて、コートの屋根を閉ざしてゲームをしています。あの暑さの中でよくプレーができるものです。シャラポワがベスト4で敗退しました。決勝はエナンとモーレスモ。それにしても、トッププレーヤーたちのタフなこと。肉体はもちろん、精神的にも強い。ピンチになればなるほど、攻めて活路を見出してゆく。

 シベリアはマイナス50度。暖かい日でマイナス41度とか。100年ぶりの寒波だそうです。ライフライン(これは和製英語らしい)が途切れたら、凍死が待っている。昔のように薪の蓄えがあるわけではありません。現代文明もいざとなったら結構不便かも。

 嫁ハンの胃カメラ終了。私は何度飲んでも下手で苦しむのに、彼女は回数は少ないのにめちゃ飲むのがうまいのです。けろっとして、お腹がすいたと言っておりました。結果は明日。

2006年1月26日

 昨夜、病室で嫁ハンが私に、顔色がよくない、つやがないと言う。病人に心配かけてりゃ世話ないわ、と言いつつ自分で顔を撫でてみて、そういえば最近、体がだるい、肌も萎んできた感じや、と言うと、傍から義母が、80キロあって、どこが萎むのよ、と突っ込んでくる。お義母さんには言われたない!自分が70キロを切ったからといって、えらそうにしなさんな!と言い返しながら思いつきました。

 そうだ、忙しさにかまけて、もう3日も酒を飲んでいない。原因はこれだ!さあ、帰って今から飲むぞ!と言うと、嫁ハンも義母もコケてました。

 確かに今朝は肌の張りが違う。やはり「百薬の長」なのですね。で、今夜も独りで飲んでいます洗濯は明日にしよう。

2006年1月25日

 嫁ハンの病室では、他愛ない明るい話をするように心がけています。最近の笑った話題は、義母と私のダイエット。

 昨年から7キロ痩せた義母は、これで前の服が着られると自慢する。あれ、結婚前から知っているけれど、ずっと膨張の一途ですよ、前の服って30年前の?と聞くと、そうよ、と平然と答えはる。えー、30年も着るあてのない服を手入れしながら持ってきたん?「そー、それが女というものよ!」。

 でも、私は知っている。折々に、いつか着ようと、その時の自分より細めの服を買ってはったことを・・・。

2006年1月24日

 雑誌、「ビッグコミック」(オリジナルを含む)って本当に面白い。歴史と実績を誇るコミック誌です。我が一族は84才の故郷の母から20代の下の息子まで愛読者です。二つの雑誌はそれぞれ月2回発売され、「ゴルゴ13」や「釣りバカ日誌」「人間交差点」「3丁目の夕日」「流浪雲」「あぶさん」などの長期人気連載はモチロン、常に新しい人気シリーズを生んで活性化しつつ、30年余も続いて来ました。映画化、ドラマ化されたものも数知れず。

 その中の最新作「小早川伸木の恋」はまだ連載中にテレビドラマ化されました。優れた若い医者とそのエキセントリックな妻、不思議な魅力と過去を持つ女性「カナ」・・・テレビではタカラヅカを退団したばかりの紺野まひるさんが演じるらしい。主人公は唐沢寿明ーまだ第2話で、私は見ていませんが、原作は今発売中の2月10日号で最終回。心配した悲劇は起こらず、ま、ハッピーエンドといえます。後味のいい(?)エピローグがついています。

 嫁ハンはまだ鉄分を増やす注射をしつつ、検査に耐えうる体力の回復を待つ段階です。何人かお見舞いもいただいているのですが、体力もなく、抵抗力もないので、「めばちこ」が出来て、まぶたも腫れています。今、とても不細工なので(笑)、お気持ちはありがたいのですが、ご訪問はご遠慮いただければ幸いです。

2006年1月23日

 堀江社長、逮捕。特別番組を組んでまでの騒ぎです。もちろん彼の罪はあるけれど、どこか一罰百戒、ゴーストにされた気配も感じます。それに、これまで彼を持ち上げ利用した自民党の責任は重いはずだし、一連のマスコミの報道の仕方にも問題を感じます。

 政財界の動きに詳しい知人によると、自民党ひいては政府との癒着と、堀江社長個人の動きに危険を感じた、フィクサーが動いて、彼を排除したのだというのですが・・・どうでしょう?

 母は細胞検査の結果、癌ではありませんでした。ほっとしました。昨夏義父が逝きました。私のこの年で3人の親が残ってくれているのは幸せですが、ばたばたゆかず、ゆっくりゆっくりいってほしいと思っています。母の貧血の原因はまたわかりません。嫁ハンもおなじく。今週また検査が続きます。嫁ハンのいない生活にもやっと慣れ、新しい生活のリズムがとれてきました。でも、要領悪いのは相変わらずです。

2006年1月22日

 楽しみにしていた「混浴露天風呂殺人事件」を見逃しました。残念。もう25作目だったのです。最近はつくりもマンネリの極みでしたが、それでも見てしまう(苦笑)。こまったものです。だれか録画していないかなあ(いないやろなあ・・・)。

 大河ドラマは「功名が辻」。もう第3回。戦国を描く大河ドラマもマンネリですが、大石静さんの脚色が歯切れよく、秀吉役の柄本明が好演しています。「新撰組」は1回見ただけ、「義経」は稲盛いずみさんの常盤御前に引っ張られて3回まで見ました。「功名が辻」はもう少し見ようかなと思っています。

 家事は大分慣れてきました。「たまごを床に落とした件」には反響あり。確かに、もったいなさと情けなさ、後の始末の大変さで他の失敗とはまた一味違う思いがありますね。今日は晴れて風もあって、洗濯ものがよく乾いて、うれしかったです。

 予想された雪も降らず、センターテストもなんとか終わったみたいですね。国語の問題の「うなゐ松」の1節をしみじみとした思いで読みました。病身の17歳の娘を見送る老父の感慨を記した文章でした。

 嫁ハンはヘモグロビン値が安定してきたので、輸血の必要が一応なくなり、ほっとしました。でも、また熱が出てきたので安心は出来ません。明日からまた検査です。 

2006年1月21日

最近知った言葉

 花屋にある花は「生花」というが、別名デスフラワー(死花)−ナルホド。根のある花はリビングフラワー(活花)と呼ばれる。



最近読んだ本

 「博士の愛した数式」小川洋子

 今日封切りの映画の原作。シングルマザーの家政婦と、その仕事先の、事故で記憶が80分しか持たない「博士」。家政婦の10歳の息子を含めた美しく切ない交流が始まる。作者独特の詩的な表現が散りばめられて、数学の苦手な者にも、その美しさが納得させられる仕組みになっている。それはピュアな人間の魂の美しさでもある。

 テーマに伴走するのは「阪神タイガース」と「江夏投手」。この構成も見事。しかも数字で美しく繋がれていて、違和感がない。いつか悲劇が来るかとハラハラしながら読んで来て、さらっと終わる後味が非常にいい。お薦めです。というより、既に100万部売れているのですね。もっと早く読みたかった!

2006年1月20日

 ゴールデングローブ賞(ハリウッド在住外国人映画記者による投票)の発表が先日あったのですね。注目の「ブロークバック・マウンティン」「君に続く道」がそれぞれドラマ、コメディ部門の作品賞を受賞。日本公開が楽しみです。「ブロークバック・マウンティン」は同性愛を正面から描いているので、公開されない州もあるとか。その州の映画ファンには気の毒ですが、アメリカの幅広さも感じます。

 朝日映画ベストテン、キネマ旬報ベストテンなども発表されました。ところが顕彰された作品のほとんどを見ていません。見たのは内外20本のうち、「ミリオンダラー・ベイビー」だけ。これでは映画ファンと言えません。

 今年はせめて月に1本は映画館で映画を見たいと思っています。それにしても、見逃した「パッチギ!」「いつか読書する日」「エレニの旅」「海を飛ぶ夢」「サイドウェイ」はビデオでいいから見たい。外国映画第10位にランキングされた「ウイスキー」はウルグアイの映画で、この国の映画制作は年数本なんだそうです。題名からして心惹かれます。

2006年1月19日

 嫁ハンの病気は検査が続いて、まだ結果が出ません。いつまでも引っ張れないので、今日、2月4日のライブは中止を決定し、あちこちへ連絡を始めました。厳密には延期ということで、復帰すれば、同じ場所、同じ趣向で実施するつもりです。ご心配をおかけしました。

 主夫業も大分慣れてきました。でも、家事ってきりがありませんね。果てしない繰り返し、面白いし工夫の余地もいっぱいあるけれど、見方を変えれば賽の河原の石積みみたいに、作っては壊し、汚しては洗い・・・。どこかで期間限定のような気分があるので(それがアカンのやね)ホイホイやっていますが、これが毎日、何十年も続くとなると重いかも・・・。


 早目に帰宅しても、病院へ行き、帰って、買い物、食事、片付け、洗濯、風呂掃除して湯を張って、お金の計算をして・・・気がつくと、あっという間に12時を過ぎています。仕事や読書は勿論、新聞を読む暇もありません。要領をもっと掴むことも大事だし、手を抜く術も覚えなければ・・・。

 とにかく、不器用なくせにあれこれやりたがるからあきません。お米を研ぐ時も、研ぎ汁を溜めて観葉植物に遣りにいったりしている。そんなことしている場合か!と自分で突っ込んで、苦笑しています。

2006年1月18日

 あのヒューザー社長の国会証人喚問はいったい何だったのでしょう?自ら望んだ場のはずです。

 ライブドアへの地検強制捜査も、ああついに来たかという感じです。では、昨年の選挙への立候補要請、刺客騒ぎは何だったの?あの時点ですでに地検は動き始めていたのでしょう?首相も知らない地検の動きだったのか?それならいいけど・・・そんなはずないやろ!?

 「狼狽売り」という言葉を知りました。個人投資家がライブドア関連だけでなく、主力銘柄まで売り急いで、日経平均株価が急落。先行きが見えません。

 何十年か後に、「ホリエモン」の半生、もしくは一生がドラマになるのでしょうね。それは悲劇か、喜劇か。どちらにしても20世紀末から21世紀当初の日本を端的に表した人物、会社、事件ではあります。

 故郷の町(愛媛県今治市菊間町)で原油タンク火災事故。5人死亡。ひとりは町内の方。あとは松山から働きに来てはったらしい。みな働き盛り。そして、唯一の大きな税収がある企業が事故を起こして・・・町はどうなるんだろう?
 

2006年1月17日

 月曜の夜、嫁ハンの入院を、一応故郷にも知らせねばと思いつつ、迷っていると弟から電話あり。なんと、同じ火曜に故郷の母も同じく貧血で精密検査を受けるとのこと。仲のよい嫁姑にも困ったもんだと兄弟で溜息をついたことでした。

 本日の検査結果、母は子宮癌の可能性があり、細胞検査の結果は来週わかるとのこと、すでに帰宅していて夜に元気な声で電話あり。年齢のせいもあるのかあっけらかんとしました。まあ、もともとものには動じない人なのですが・・・。

 5年前の手術で子宮のない嫁ハンにはその恐れはないけれど、更に検査が必要とのことで、こちらは入院が長引きそう。

 どちらも現実を受け入れて、出来ることをやるしかありません。息子達が成長していて、手がかからない、いや、手伝ってくれること(当たり前ですが)、嫁ハンの母親が近くに居てくれてなにかと力になってくれることが大きな救いです。

 なにより家事って結構楽しい。「たそがれ清兵衛」を決め込んで、今日は早めに退勤させてもらって、銀行へ行ったり、買い物をしたりしました。メニューを考えるのも新鮮な行為です。そして、そのうち疲れてきたら、家で宴会をするつもりです(笑)。

 義母の張り切りには感謝。義父が昨夏亡くなって、毎日仏壇の写真と穏やかに話していたのに(生前は派手な喧嘩をいつもしていました・・・笑)、嫁ハンの入院を告げるや、「お父さん!淋しいからいうて、今から順子を迎えに来たら、承知せえへんよ!」と怒鳴ってから駆けつけて来てくれました。仏壇の中の義父もビビッたことでしょう(苦笑)。料理の名人なので、この際しっかりあれこれ習っておこうと思います。 

2006年1月16日

 嫁ハンの熱は風邪ではないようです。精密検査の為、今日入院。明日から2週間の予定で検査が始まります。レッスンや、昨日ご案内した2月はじめのディナーライブも見直さなければならないと思います。

 ま、当面は主夫業に励みます。でも、早速、生協から届いたたくさんの荷物を解いていて、卵を床に落としてしまいました。

2006年1月15日

 厳冬から一転、3月末の陽気に包まれた日曜日。でも、嫁ハンが熱を出したので病院へ運んだり、買い物して食事を作ったり、洗い物したり、洗濯して干して、取り入れて畳んで、掃除して・・・一日、珍しく主夫しました。偶のことだから言えるのですが、これって新鮮。いつの間にか嫁ハン任せになっていましたが、これからもちいと家事に真剣に取り組もうと思いました。

 あ、この欄で書くのを忘れていました。嫁ハンのディナーライブが2月4日(土)喜志のレストラン「サントル・ドゥ・ウ゛ィラージュ」で、あります。ディナー付は8,000円で5時半から、ライブは7時から(ライブのみは3,500円)です。久々たっぷり歌うようです。

 でも、その前に嫁ハン体調を整えねば・・・。5年前の病気の後遺症である貧血がまた出てきたようで、心配しています。


映画ダイスキ

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

 「三丁目の夕日」を見に行ったらまた満員で・・・(笑)。大ヒットシリーズはもう第4作。監督がイギリス人のマイク・ニューウェルに変わって、味わいも少し変化しています。個人的には好みのムード。

 大蛇(このシリーズを貫く大事な意味を持つ)が墓場を抜け、うねりながら夜の荒野の不気味な館を目指す導入から、うまく客を掴みます。原作はシリーズの中でもすごく長く、エピソードも、クィンデッチ・ワールドカップ、魔法学校対抗戦、ダンスパーティ、ハリーの初恋、宿敵の登場・・・と盛り沢山ですが、脚本演出共にうまく捌いて一気に見せます。

 隣の席の小学生の姉弟の二人連れと一緒にしっかり楽しんでしまいました。

 CGもちょっと押さえ気味に見えるくらい、それが却ってスタッフの自信と余裕を感じさせられます。惜しむらくは、主演トリオの身体の成長が著しくて、ハリーはとても14歳には見えません。もう青年の匂い。「ゴブレット」が対抗戦の出場者を選ぶのですが、規定の17歳を無視して幼いハリーを指名して(思わず浅田真央ちゃんを思い出しました)騒ぎを生むのに違和感を感じます。そろそろキャストを変えてもいいと思います。

 周囲を英国のそうそうたる演技派が固めて(注目の「あの人」役はレーフ・フィアンズでした)、大まじめに演じているのも見ものです。2月からもう第5作の撮影に入るらしいのですが、このシリーズのテンションを維持するのは大変でしょうね。

 それにしても、いつになったら「3丁目の夕日」が見られるのでしょう?(笑)。 

2006年1月14日

 南の島へ行きたい。フィジー移住を検討している友人の話に惹かれまくっているのですが、タヒチもサモアもいいいだろうしなあ。テレビでパラオ諸島の特集をやっています。なんとも言えない美しい色の海に浮かぶ緑の島々。その島の中の小さな湖。そこに何百万というクラゲが浮いている。でも毒はないとのこと。穏やかで敵がいない環境なので、長い年月の間に毒を失っていったのだそうです。なにか示唆に富んだ事象です。

 土曜の楽しみだった「ミーナの行進」が新聞連載が終わってがっかりしていたら、ドナルド・キーンさんの「私と20世紀のクロニクル」が始まりました。これも楽しみ、第1回はブルックリンで生まれたキーンさんの両親が離婚する15才と時まで。

 昔、京都でこんな話を聞きました。友人と今日の和風喫茶を訪れたキーンさんが「音入」と書かれた札を見て、日本人より先に意味がわかったと。「オトイレ」の表示だったのですね。


最近知った言葉

 「しずる雪」ー日差しを浴びて、積もった雪がしずくを帯びて、木の枝からするりと落ちるようす。「枝雪零」と書くのだそうです。


大阪ええとこ

 9日の宵。「堀川夷」に行ってきました。南森町から歩いて数分。今宮さんよりましかと思ったのですが、ここも人が一杯でした。小さな境内ですが、笹を売る人も買う人も活気に溢れています。やはり景気は回復しているのでしょうか。呼び込み、鈴の音、にぎやかしの芸人さんたちの盛り上げ・・・もちろん参道を埋める夜店のざわめきも。そして境内を離れる毎に、店の間隔が空いて人も少なくなり、さびしくなってゆく・・・その風情も好きです。


新春の彫刻展

 西天満のマサゴ画廊はテーマが「共存」。茶屋町の茶屋町画廊は「机の上と壁の小さなアート展」。毎回拝見すると各作家の作風の変遷が見えて、これが新年の楽しみのひとつです。友人の彫刻家、堀信二とオープニングパーティのハシゴをして、おいしい酒をいただいて、寒さを忘れました。


映画ダイスキ

 「Mr.&Mrs.スミス」

 「三丁目の夕日」を見に行ったら満員で・・・。

 「ブランジェリーナ」という言葉が映画ファン定着しているほどの人気の2人。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。これがちょっと倦怠期のリッチな若夫婦を演じるという設定、それだけで成功は確実。一流の建築士とコンピュータ技師の裏の顔は2人とも超一流の殺し屋だった。それがお互いばれて、殺しあうハメに・・・。

 無理な設定などどうでもよろしい。ただ2人のセクシーでパワフルな魅力を最大限に引き出すためだけの脚本、演出で、それがうまくいっています。ベースにはキャサリン・ヘプバーンとスペンサー・トレーシー以来の激しく、コミカルな夫婦のやりとりと関係の修復という、アメリカ映画伝統のお約束がきちんと流れて活かされています。よく出来たスター映画です。

 主演2人が現実でも恋に落ち、話題性も満点。ヒット中ですが、2日前にアンジェリーナの妊娠が報道されて、さらに客が入りそう。

 それにしても、私はアンジェリーナのお父ちゃん、ジョン・ボイド(「帰郷」でオスカー主演賞受賞の名優)のういういしかったデビュー作「真夜中のカーボーイ」(1968年)を見ているのです。年を感じてしまいました。

2006年1月13日

 ウィンタースポーツウォッチングではフィギアスケ−トを別格にしたら、スキーの滑降(ダウンヒル)が好きです。100キロを超すスピードで山の高みから何百メートルの標高差を滑り降りる(というより落ちる)。

 ワールドカップをテレビで見ていると、絶叫マシンファンとしても、はらはらワクワクします。近年は中継技術がすごく、2分足らずの間に15台ほどのカメラが次々と迫力ある滑りやジャンプを流れるように映し出します。

 事故も多い。急傾斜、猛スピード・・・転倒しても止まらない。抵抗のないスキーウェアがそれに拍車をかける。でも、雪の上に散る血もリングやグランドの上と違って美しく見えます。

 一発屋も多く、安全運転はできない。入賞した選手は靭帯を切ったとのこと、オリンピック出場は絶望的。あぶない厳しい競技なんですね。

 そのままケーブルテレビを見ていると、世界のヤングセレブの特集をしていました。もちろん縁のない世界だけれど、ちらっと見るのはおもしろい。生まれたときから豪邸あるいはホテル住まいで掃除も料理もしたことがないという「困ったさん」もたくさんいるが、普通に育てられて、小学校3年の課題で、自分の境遇が他の子供と違っていると知ったという話にも笑いました。家の電球の数を数えて来なさいという宿題で、居間の電球の数が1万2千個だった・・・。

 誘拐で有名になったパトリシア・ハーストの娘(新聞王ハーストの孫、ハーストは名画「市民ケーン」のモデルですね)はファッションモデルでデビューしたが、もちろん他の新人モデルのようにアルバイトはぜず、自分のファション会社を立ち上げた・・・。

 常に護衛が附き、限られた人々とだけ付き合い、上流階級の中でのシビアな差別があり(特に成り上がりには厳しい)外国旅行には場合によってテロ対策部隊が付き添う。財産をめぐって親や兄弟と裁判中とか、また糖尿病の若者も多い・・・。

 ま、有名人は大変、庶民が気楽でいいねという平凡な結論です(笑)。同感。 

2006年1月12日

 12月から冬至をはさんで、冬の日差しの美しさを堪能しています。古市の古い家並みは、澄んだ空気の中、南に思い切り傾いた日差しを受けて、思いがけない屋根瓦の美しさを見せます。夏には見えなかった瓦屋根のライン。特に大きな寺、3つが頭抜けて威容を見せて町のアクセントになっています。きっと昔の京もこんな景色だったのだろう。今の京都はビルの合間に寺が遠慮がちにひしめいています。

 古市はこのままビルが建たないでほしい、とビルの上から勝手に思っている身勝手な私です。

 そんな時、目に留まった記事。ハワイに「ラハイナ・ヌーン」という言葉があるそうです。ラハイナの町の白昼、毎年5月14日と7月19日の12時半頃、太陽が真上に昇って、町並みから日陰が消える・・・それは神秘的な景色だそうです。それも見てみたい。

2006年1月11日

 「冬将軍は気前いい」という電車の広告に「気前良すぎや!」と突っ込みを入れました。例年雪不足で悩んでいたスキー場が、雪が多すぎてリフトが動かず閉鎖とか、通行止めで、現地までたどり着けないとか・・・皮肉なものです。でもあの3メートルを超す雪に家が覆われたら恐怖でしょうね。雪下ろしも命がけです。

 友人のお父様が雪国の温泉場で早朝、朝風呂で倒れられ、亡くなられました(80才)。うちの父も心配です。

2006年1月6日

 「課題研究」という何をやってもいい科目を一講座持っています。毎時間なにかを作ったり調べたりしているのですが、12月最後の週は、カレンダーを作りました。私も一緒に作るのですが、生徒の発想が面白い。私はつい1月から順番に並べようとしますが、生徒は季節でまとめたり、春休み、夏休みは別の欄に抜き出したりする。月や週に拘らず、バイトのシフト中心で並べる生徒もいる。新鮮な刺激を受けました。私は1メートル×1メートル50の大きな紙に余白を一杯作って、季節を表す映画の写真をちりばめ、家族の誕生日や記念日、テニスの日程を書き込んだものを作り上げました。机の横に貼って重宝しています。


最近読んだ本

「モーダルな事象」  奥泉 光

 大阪の短大に勤める怪しげな桑潟幸一助教授が巻き込まれた事件は・・・?彼の元に持ち込まれた童話作家の遺稿が意外な反響を呼び、殺人事件まで起こってくる。それを探る探偵役が売れない歌手とその元夫というバラエティに富んだ構成。出版界、文学界に対するシニカルでブラックな視点。それがユーモアたっぷりに展開してゆく。しりすぼみの結末が残念ですが、スケールも大きく、さすが今をときめく作家です。たっぷり読ませます。

初芝居

 南座の顔見世でがっかりした分、松竹座の大歌舞伎は魅せました。さすが仁左衛門・玉三郎の名コンビです。夜の部でしたが、「仮名手本忠臣蔵」の五、六段目、おかる勘平の部分をじっくり見せて、芝居を堪能させられました。玉三郎の美しさ、たしかな芝居は勿論ですが、今回は仁左衛門の演技に感嘆。舅殺しの誤解を解くことができないで、自滅においこまれてゆく若者の愚かさ若さを見事に体現していました。

 仁左衛門の息子、孝太郎は大役をもらっているのに、イマイチでした。また、門閥はないけれど坂東薪車、市川春猿、市川段治郎という若手が美しく、伸びているのも楽しみです。

 それにしても玉三郎、私と同じ年なのです。私は大学1回生、彼の18才の時(その他大勢の腰元役ー国立劇場でした)から見ているのですが、若さは失われてきたとはいえ、あでやかさはかわらず、その美しさを維持していることが、奇跡のようです。

 それにしても今年の初芝居は着物姿が目立ちました。身近に実感はないけれど、こんな様子を見ると、やはり景気は回復しているのでしょうか?

2006年1月3日

 箱根駅伝、おもしろい。正月に江戸から箱根へ。その発想がいい。関東の大学チームによるローカルな大会のはずなのに、視聴率も高いようですね。「ハコネ」を走りたいために、関東の大学の陸上部をめざすランナーも多いようです。抜きつ抜かれつ、異論はあるけれどものすごい外国人ランナーの激走、エースの不調、12人抜き、最後の激しい雨の中での山登り。プレッシャー、チームワーク、区間賞、選手起用の妙、シード権・・・ドラマが次々あって目が離せません。

 これだけ寒い今年の冬なのに、富士山は雪が少ないそうです。新年に富士の白雪が見られないのは残念です。

 視聴率といえば、昨年の「紅白」は少し持ち直したようですね。落ち目になると応援したくなる性格です。アカデミー賞の授賞式をイメージしたような構成で、例年よりショーアップして楽しめました。ことしの暮れもがんばってほしい。以前は払っていなかった受信料も今は払っています。

 おだやかな元日、曇天の2日、風の強い3日。喪中ということもあって、年賀も初詣もないので、テレビをじっくり見て朝からちびちび飲んで、部屋を片付けて、のんびりした正月です。明日から出勤。そろそろ始動しなきゃ。これから初芝居を見に出かけます。


ゆく人

檀れいさん (タカラヅカ娘役トップ 退団)

 ここ10年で指折りの娘役でした。中国公演では「楊貴妃の再来」と讃えられた美貌の人。演技派(歌はイマイチ)。芸能界に入るのだろうなあ。最後の舞台(「長崎しぐれ坂」「ソウル・オブ・シバ」)が役不足で気の毒でした。


来る人

谷家の赤ちゃん

 男の子でした。野球をやるのか柔道をやるのかと、これからずっと言われるのでしょうね。両親と全然別の道を行ったらおもしろかったりして・・・。でも、やはりどちらかをやるのでしょうね。伝統芸能もそうですが、特異な環境に生まれ育つというのもその人の持つ運、個性です。 

2006年1月1日

 穏やかな元日。気象情報(「天気予報」から名称、いつ変わったでしたっけ?)で曇天、初日の出は拝めないと聞いていたのに・・・。8時過ぎに目覚めると、下の息子は既に出勤していて、窓の外は雲ひとつない日本晴れ(どこの国でもそういうのかなあ?)。もう陽は高く上っていました(笑)。

 大晦日が新月、午前1時、義母のマンションからの帰り道、細い月が見えました。その時に今朝の晴天に気づけばよかった。昨日と同じ朝のはずなのに、やはり新鮮な思いがあります。喪中なので初詣にも行かず、朝風呂に入ってのんびり焼酎のお湯割りをいただく。朝から気兼ねなく酒が飲めるのが正月のええとこ。賀状も、喪中欠礼を出してあったので、あえて出してくださった方からの数通のみ。これもうれしい。返事を書かなくていいのも気楽でいい。

 テレビ三昧の元日です。温泉、漫才、歌舞伎、サッカー、ラグビー・・・嫁ハンの目を盗んで「ミス・ユニバース最終審査」の水着部門のみ、ちらっと・・・今年は白い水着でした・・・。楽しみにしていたタカラヅカは今年は生中継はなく(「ベルバラ」だからでしょうね)、昨年の星組公演の録画。専科の轟悠(とどろきゆう)さんを迎えての豪華公演のはずが・・・トップスターの湖月わたるさんは好演なのに、迫力とまとまりに欠けました。

 転寝から覚めて、夕食を済ませ、義母のマンションへ。9月にこの欄に記しました、フリマで買った5000円の釜開き。フローリングした上に改めて敷いた新しい畳の上で、お点前をいただく。バックミュージックは元日の楽しみ、ウイーンフィルのニューイヤーコンサート生中継。今年はマリス・ヤンソンス(よく見れば俳優のケビン・ベーコン、悪く見れば狼男)の指揮。若々しいダイナミックな演奏でした。お茶とクラシック。まあ、こんな取り合わせも面白い。

 息子達は今頃必死で働いているんだろうなあ。ちょっと申し訳ないような、のどかな元日の夜です。



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