Kan-Kan の雑記帳


2006年6月29日

 夕食は、枝豆、「よこわ」のたたき、胡瓜と蛸蒲鉾の酢の物、陳けんしんさん考案の「ニラレバ炒め」の天ぷら、そして陳さんのお父さんが日本にもたらした麻婆豆腐・・・。明朝、ダイエット競争の計量があるのに、我慢できるか!

 結局ビール2本、飲んでしまいました(苦笑)。折角75キロを切ったのに・・・。明日負けたら、嫁ハンに責任取らせよう。

 転居したので、庭はなし、毎年咲かせていた夕顔の種を職場の窓の外のプランタに植えたら、あっという間に伸びて来ました。最近は赤い花もありますが、絶対、夕顔は白です。

 数年前、京都の6から7条の路地を歩いていましたら、「夕顔邸跡」という標識があって、こけました。源氏物語のヒロインはこのあたりにいたらしいのです(笑)。

 夕顔や をなごの肌の 見ゆる時

 覗き見ではなく、美しい夕顔棚を見たら、その向こうの薄闇に行水する女性の姿の白い肌が見えてしまった・・・。ええなあ。

2006年6月28日

 W杯たけなわですが、テニス、ウィンブルドンも始まりました。初日から雨だったのですが、やっと晴れて、注目のフェデラーやシャラポワ、ロディックが登場。芝のコートに白いウエアが映えてきれいです。やはりこの大会は独特のものがあります。一年に2週間しか使わない、そのために整備された美しい芝生。贅沢、不経済といえばそれまでですが、こういう催しがあってもいいと思います。

 ラインズマン達のユニフォームが数十年ぶりに変わったり、選手が退場するときのロイヤルボックスへの挨拶がなくなったりとか(どうでもいいけど、女子選手の膝をちょこっと屈める挨拶は見てて可愛かった)、時代に合わせて変わってきてはいますが、頑なに残る白いウエア着用のルールなんて、数ある大会の中でここだけだから、残していいと思います。

 ロディックが時速217キロのサーブを打ちました。芝のコートは球速が速く、芝に落ちてからの速度が、他のコートより5キロ程速いそうです。

 午前2時を超えました。当分睡眠不足は続きそうです。盛り上がるサッカー、ブラジルの次の相手はフランス。ブラジル人講師Bさんはやきもきしてはりました。

2006年6月27日

 ミニセロリを食べました。確かにセロリはおいしけれど、大きくて食べにくい。サラダにはミニサイズが合う。誰かがよく考えたものですね。これからはミニセロリ。

 紫陽花が美しい。近年あちこちで見過ぎて、食傷気味でしたが、それでも雨の日に、路地の奥でひっそり咲いている姿には惹かれます。いわゆる「紫陽花寺」なんていうのがいやなのです。結構、見にいってしまうこちらも悪いのですが・・・。くちなしも多く咲いていますね。清潔な白さだけれど、盛りを過ぎて朽ちかけると、花が薄汚れてきて、残念です。

 W杯、大会無失点で敗退のスイス。PK戦はいつもドラマチックです。

 土曜日に久々4時間テニスをしたら、後半気持ちは前に出ているのに、足が止まっています。愕然としました。本人は一所懸命動いているつもりなのに、大事なところでの一歩や半歩が足らないので、スマッシュやボレーをミスってしまう・・・。

 次元は途方もなく違っているけれど、サッカーの試合でもそうなのでしょう。なんで走らへんねん、などと無責任に見ているけれど、選手は必死で走っているつもりなのでしょう。

 一流選手は最後まで、走るところで走れる、エネルギーと集中力を持っているのでしょう。W杯は、すぐ諦めかける自分を反省するよすがとはなります(苦笑)。 

2006年6月23日

 職場で出している通信に「引く波の跡美しや桜貝」という句を引用したら、美しい句ですねという声をいただきました。もちろん私の句ではありません(笑)。作者は松本たかしさん。好きな俳人です。

 能 宝生流の家に生まれ、6才からその道の修行に入ったけれど、練習のしすぎに加え、胸を病み、神経衰弱も重なって、能を諦め、俳句の道に進む・・・その挫折の経歴が、彼の俳句に深みを与えていると思います。

 桜貝の句は春ですが、夏の代表句は「金粉を こぼして火蛾や すさまじき」火に飛び込み焼かれながら舞う蛾。能の狂ったような乱拍子が響きます。

 ここまできたら晩年の冬の句まで。「夢に舞う 能美しや 冬籠(ふゆごもり)」。この執念、夢、思い。胸を打たれます。死の前日、散髪をし、自ら爪を切ったそうです。今年で死後50年。

 医者の家に生まれ、医者の道に進むつもりで勉強し、進学校に進んだのに、父親に叱責され、医学部への進学が難しいと自覚したことが原因(?)で自宅への放火殺人に走る・・・。

 田原本の少年、彼の夢は小学校の卒業文集に書いてあったように、本当に医者だったのでしょうか?彼の通学していた○○○学園では成績中位以下のものは相手にされないと聞いたことがあります。内外のプレッシャーはかなりあったのでしょう。

 でも、わずか15才で夢はおろか人生そのものを捨てるような行為に走ってしまう・・・しかも、母や幼い兄弟には恨みは持っていなかったという。厳しく当たった父親に対する反発としてはこれほど効果的な復讐もないでしょうが、その短絡的な行動にはため息しかありません。 

2006年6月22日

 W杯。まだ結果が出ていないのに、もう先週からくだらない戦犯探しが始まっている。まず「週間朝日」の見出しに笑いました。曰く、「神様(ジーコのことでしょうね)は助けてくれなかった!」あのねえ、神様は昔から、助けてくれないものなの。戦争も大虐殺も差別も見過ごして来はったんやで。なんで、日本チームだけ救ってくれるの!?

 今週の「週間文春」。「こんな日本代表に誰がした!?」。もちろん名曲「星の流れに」の「こんな女に誰がした」のもじりですが、古すぎる!!

 今日、関空からゼロ泊2日の応援ツアーが出発。参加申し込みが多くて6倍だったとか。参加者へのアンケートでは3−0で日本の勝利。ご立派、その心意気やよき。弱気の息子達に教えてやりたい。

 ま、悔いのない、いい試合になりますように。「たかがサッカー」ですのにね。

2006年6月20日

 夏至近し。ずっとこの時期はなにか淋しく感じてきました。また日が短くなってゆく。実際はまだ本格的な暑さの夏に向かうのに、もう秋から冬のいやな寒さ、暗さを思うのです。でも、近年は、ま、いいさ、すぐに冬至がが来る、と思うようになりました(苦笑)。一年も、もう半分が過ぎてゆきます。

 放課後の職員室。机に向かってプリントの採点をしていると、スズメバチです!という叫び。見上げるとたしかに腹の膨れた大きな蜂が飛んでいる。広い室内はちょっとしたパニックに。どうしましょう?というもの問いげな若い先生の視線を受けて、ふと閃きました。

 立ち上がって、「電気を消して!窓際の人、窓を開けて!」と叫ぶと、「消したら蜂が見えなくなりませんか?」という声もあったけれど、そこは教師たち、動きがめちゃ速い。ぱっと電気が消え、すべての窓が開く。薄暗い室内の天井を黒い影が移動して開け放たれた窓からすーっと明るい戸外へ出てゆきました。安堵のため息と歓声。この間30秒。

 さすが田舎出身ですね!と体育教師のHさんの声にみんなが笑う。なに言うてるの、危機管理マニュアルにあるやろ?と口からでまかせを言って、ふと思い出しました。

 昔、田舎で、確かに、部屋に飛び込んできた蜂に大騒ぎする孫達ー昭和初期に叔母(母の妹)の久美さん(当時9才)は蜂に刺されて亡くなったという話を聞いていましたから、蜂が怖かったーを制して、おじいちゃん、おばあちゃんはこうやって逃がしていたなあ。

 甚太郎じんちゃん、きさよばあちゃん、ありがとう。あたなたちの教えは50年経って、孫の中に生きていました。

2006年6月18日

 山形からさくらんぼが送られて来ました。極め付け「佐藤錦」。その宝石のような色、輝き、もちろん味。持つべきものは「もの呉るる友ー徒然草」です(笑)。贅沢な朝食になりました。

 「さくらんぼの実る頃」というのは大好きなシャンソンです。若い頃の恋を回想する、コラ・ヴォケールの酔ったような危うい歌唱が絶品なのですが、年季のいる歌。嫁ハンもそろそろ練習を始めると言っています。


 昼前のテレビに叶姉妹が出ていました。相変わらずボリュームたっぷり、色っぽい。それで思い出したのは、テニス仲間との宴会での話。美香さん(妹役の方)の高校時代の同級生という兄ちゃんがいて、「彼女、地味でペチャパイやったよ」、と証言。一同、ヘーーーー、やっぱし、と頷いたことでした。

 北新地の「ポケット」で、嫁ハンのライブ。ビルの9階のワンフロア。北側にグランドピアノ。西南の壁はすべて大きく窓がとられてあるが、今日は厚手のカーテンで覆われている。広くてソファもゆったりしているけれど、あえて、ピアノをとりまくガラスのカウンターに座る。こういうのに座ってみたかったし、お酒も注文しやすい。嫁ハンは10曲。「さくらんぼの恋」を唄っていました。

 サッカーW杯、日本は決め手に欠けますね。川口、よく守りました。勝てない日本は引き分け。続いてブラジル、オーストラリア戦を観ています。動きがイマイチのロナウドはこの試合で結果が出せなければ、若手に切り替えると監督に申し渡されているようです。スーパースターとはいえ、厳しい世界です。オーストラリア、しっかり守っています。アドリアーノがその守りをこじ開けます。


最近のへーーー(ちょっと古いけれど)

 ブータンでは、お米を贈ると侮辱したということで、非常に怒られる。日本ではお米を贈るのはよくありますが・・・贈答の習慣は難しいですね。子供の頭を撫でると失礼に当たるという国もありました。

 明治時代、人口第一位の県は新潟だった。地域割りの問題、米の産地、そして北前船の発達もあったのでしょうが、明治まで日本はアメリカなど知らず、朝鮮半島や中国を向いていたと考えれば、そうなのかも知れません。一時は「裏日本」などという失礼な言い方もありましたが、本来は日本海側が国の表玄関だったのでしょうね。

 大阪よいとこ(6月18日記)

 天保山。久々に訪れました。プレイスポットが散在して集客がいまいちの大阪湾沿岸。ここもやや淋しい。でも西に開けた夕陽のビュースポットは独特の味があります。神戸や、関空と違って山が遠く、WTCとユニバーサルスタジオのビル群を左右に、いかにも大都会らしい、そして海を(正面に)観るしかない感じが好きです。ちょっと寂れた感じも却っていい。サントリーミュージアム横のホテルも人はまばらな気配でした。

 サントリーミュージアム「シャガール展」(6月18日記)

 あまり期待して行かなかったのですが、よかったです。独特の赤、青、緑、恋人たち・・・でも、それ以外に、聖書に題材をしたもの、小説の挿絵・・・。暗い部分もあって、作品数も多く、幅と深みのある展示でした。結局、買ったペーパーファイルは「エッフェル塔と新婚の二人」でしたが(笑)。

 藤井寺パープルホール「無門会書展」

 こじんまりした展示ながら、きらっと光るものがあって、いつも楽しみ。今回は「憎しみをもて人の非を責めるべからず。仏も制することはあれど、憎むことはあらず」という書が心に沁みました。

2006年6月17日

 ハードな一週間でした。職場に明かりは10時過ぎまで点り、帰宅するとそのまま寝てしまう時もありました。でも、金曜日は7時前に退出することが出来、久しぶりの夕焼けを大和川堤から見ることが出来ました。西の空より、紫、薄紅、そして灰色、黒からオレンジまで様々な色の雲の立体を下から仰ぐ中空が迫力ありました。

 ダイエットしているから控えていましたが、週末くらいはアルコールも解禁。かますを一匹焼いて350mlの缶ビールを2本。おいしい。ちょうど鶴橋からキムチが届く。ま、いろいろあっても、きれいなもの、おいしいものがあれば、なんとかやって行けます。


最近読んだコラムから印象に残った話

1960年代、ソ連共産党大会 フルシュショフのスターリン批判演説

そのとき(スターリンの圧制下)貴方はなにをしていたのか という会場からの声

壇上のフルシュショフ

今発言した人は手を挙げてもらいたい

だれも手を挙げないのを見て

今のあなたとおなじように黙っていた


これぐらい咄嗟に言えないと、指導者とは言えないのでしょうね。小泉さんの国会答弁は最後まで面白味に欠けました。

2006年6月15日

 先日記入した生徒の件。停学が明けて、登校しはじめましたが、顔色がよくない。どうしたん?眠ったら起きられないから、徹夜して来ました。もー!朝ごはんは?食べてません。もー、ちょっとおいで・・・。

 甘やかしてはいけないと思いつつ、教科準備室へ連れていって、一緒にヨーグルトを食べる。バナナを載せてやる。あまりにおいしそうに食べるので、調子にのって、秘蔵のマンゴーヨーグルトソースも出してやる(ちょっと後悔)。もう18才なんだからちゃんと自分のことは自分でしいや!とお説教。

 でも、3歳で母親を亡くし、父親はぶらぶら、きちんとした食事もしてこなかったんだと思うと不憫でなりません。

 終電を過ぎて、会社に泊まってくればいいのに、お母さんの朝飯が食べたいとタクシーで帰ってくる、うちの上の息子の甘え加減が思いだされて、腹が立ってきました。

 もう休むことは出来ないんやから、なんとかがんばって登校しいや、と励ましつつ、無力な思いに駆られたことでした。父親はほとんど家に引きこもり、彼女がお金を渡して買い物に行かせることで、やっと外出するくらいなのだそうです。「起きろコール」をしても、彼女は爆睡、お父さんは電話に出ず、電話に出たおばあちゃんは、はて、学校へ行ってませんか?という有様。頼みのお姉ちゃんは生活を支えるアルバイトと専門学校で身を削っている・・・。前途多難ではあります。

 救いは彼女が見せてくれた写真。パティシエを目指すお姉ちゃんが、彼女のために作ったという誕生祝いのケーキ。うれしそうな笑顔。仲のいい姉妹がいることがほんとに救いです。

2006年6月13日

 岩城宏之さん死去のニュースが飛び込んで来ました。その華々しい音楽活動、好奇心旺盛な生き方。達意の文章。寂しさは否めません。 ちょっと無茶しすぎましたね。

 席順について、最近読んだ新聞記事から。

 床の間の前が上席、「下座床」(入り口の近くに床の間がある。床の間が二つある場合もありますね)の場合も入り口に遠い席が上席。

 レストランでは真ん中が上席。景色のよいところでは窓際の眺めのよい席。マントルピースのある席では暖かい場所が上席。

 日本では上客から見て左が第2席(御所がそうですね)、洋間では右が第2席。

 初戦に負けてもええやん!これから2連勝すればええんや、と言うと、がっくりきている息子は、なに言うてんねん「ムリ!」と一言。悲観的なやっちゃ。

 「気持ちの大切さ」を改めて感じさせられたゲームでした。

2006年6月12日

最後の10分を守りきれなかった。
世界の力のすごさ、あたりのきつさはありますが、
決めきれない・・・
そしてあっという間の3失点。
戦犯探しをするよりも
気持ちをどう切り替えるか・・・難しいところです。 

野球で「決め球」を 「マネーピッチ」というそうです。野茂のフォークボールもそうですが プロとして勝負する球・・・金を産む投球。

サッカーでも同じようなことがあるのでしょうね。ベッカーや中村俊のフリーキックは「マネーキック」なのかもしれません。

すばらしい夕焼けを久しく見ていないと嘆いていると

応えるように、土曜にきれいな夕焼けが見られました。

夕風が吹いて、晴れた六甲方面の山に赤い日が沈み
そのあと鮮やかなオレンジの雲が西空一面を染めました。

うれしかったのですが、ずっと身体のだるさが取れず
日曜も早く休んでしまって、全仏の男子決勝(ナダルとフェデラーの白熱のゲーム)も見られず
友人からのきれいな月が出ているよ、というメールにも気付かず仕舞いでした。

2006年6月10日

 ワールドカップドイツ大会始まる。ドイツの開幕戦(対コスタリカ)に注目が集まりましたが、同日行われたエクアドル、ポーランド戦に、元同僚の広嶋禎数さん(44才)が副審で登場しました。テレビで見ましたが、5万を超す大観衆の前で元気に走り回ってはりました。六年前の夕暮れのグランドを走っていた姿や、空き時間に英会話を勉強していた姿を憶えています。前回の日韓大会では選ばれなかったので、年齢もあり、どうなるかと思いましたが、夢が叶ってよかった。

 テニスファンとしては全仏オープンも見逃せません。女子シングルスセミファイナルでは新星バイディソバ(シャラポワみたいな長身、スタイル抜群、薄紅のワンピース)の強打を、たくましいクズネツオワが体力と根性でぶち破り、ベルギー対決のエナンとクライシュテルスの対決(ベルギー王女が見に来ていました)も、エナンの知的で思い切りのいいプレーが豪打のクライシュテルスを圧倒しました。男子は第1から第4シードまでがベスト4に残り、期待通りフェデラーとナダルの決勝です。

 今夜はサッカーのイングランド戦もあり、クラブ付き添いで疲れているのに眠れそうもありません(苦笑)。


最近心に残った言葉

「求めて得たものは、手に入れると別物になっていた。なにごとも移ろってゆく、確かに言えることはそれだけ。」アン・リー

 台湾からハリウッドに。アクションから文芸作品まで幅広い作品を監督。今春「ブロークバック・マウンティン」でアカデミー監督賞。頂点を極めたところで、何を見たのでしょう。東洋への回帰を意識しているようにも思えます。これからの作品に注目。


大阪ええとこ

 「安治川口」(あじがわぐち)・・・元は川岸町といったそうです。初めて降りました。西九条からゆめさき線で一つ目の駅。USJから広々としたきれいなアプローチが続いていますが人影は少ない。駅前に養護老人施設あり。その側に大きな工場のような建物が聳えている。これがなんと新大阪郵便局(ややこしい命名です)。郵パックなどのトラックが次々と走り込み、飛び出してくる。ガードマン数人でそれを捌いています。その側に工場団地ともいうべきまだ新しい施設が並んでいます。当日の用件はその中の一社への訪問。求人開拓です。大河の岸の明るさ、次々変わり行く街、聳えるビル群が借景、勢いのある中小企業、今は「泥の河」の面影はありません。それが淋しい気もしますが、新しい街もいいものです。もっと緑が欲しい気がしますが・・・。

2006年6月8日

 横田めぐみさんを死んだと決めつけ、偽の遺骨を送りつけ、孫娘をちらちら見せ、今度はいきなりその夫を韓国の拉致家族に会わせるという・・・。北朝鮮の姑息なやり方に腹が立つ!きらいだ!隣国を好きになれないなんて、淋しいことです。

 W杯の日本チームの公式スーツ(そんなもんいるんかい?)は英国製(ダンヒル)で、一着85万円とか。オリンピック代表選手のユニフォームはいつも日本のデザイナーに依っていますね。ちなみに今回イングランドチームはイタリア製(アルマーニ)。もう国境なんて超える時代やのに、国別対抗戦で盛り上がるんかい?サッカーの試合が戦争に発展した事態もありました。人間って、ほんまに・・・。明日開幕。

 テニス全仏オープンを見ています。男子は順当な勝ち上がりのようですが、1回戦に身長168センチのプレーヤーがいました。女子でも180センチ台がうようよいる(シャラポワは183センチ)時代にうれしいこと。リターンゲームは世界有数の強さとのこと(サービスゲームが取れないんですね)。マイケル・チャンを思い出しました。全仏は今夜からセミファイナル。

 そして関西は梅雨入りです。あちこちの体育大会、無事終了できるでしょうか?ちなみに我が校は体育大会はなし。スポーツフェスティバルが先月にありました。生徒がメンバーを集めて好きな競技にエントリーする仕組み。これはこれで気楽で楽しいイベントでした。


最近読んだ作品

 「明日の記憶」  荻原 浩

 映画化されて評判の作品。若年性アルツハイマーに冒される49才のやり手営業マン。自分の病気を認められず、仕事にすがりつこうとする。それを支える妻と娘。最近の物忘れの激しさに、うむうむと頷くこと多し。身につまされ、つらい。一夜で読了。でも、私ならあっさり仕事を辞めて、さよならパーティをして、ひとりで遠くの病院へ行くでしょうね。

 「意味がなければスイングはない」 村上春樹

 音楽評論家としても十分の見識と感性。ジャズからクラシックまでよく聴いてはる。感服。

 「逃げていく街」 山田太一

 久々のエッセイ。シナリオライターとしても小説家としてもすごいけれど、そのいつまでもバランスを失わない視点がすごい。「ふぞろいの林檎たち」のモデルが今も精神病棟に入っているという話。名作ドラマ(私のベスト5に入る)「今朝の秋」の笠智衆さんと杉村春子さんのエピソードもジンと来ます。もうどちらも故人です

2006年6月6日

 ポールマッカートニーが離婚。たしか糟糠の妻、リンダさんと死別したあと、地雷廃止運動で有名な女性と再婚していたはず。彼女は片足がなかったと記憶していますが・・・。

 なにがあったのでしょう?慰謝料はものすごいのでしょうね。

 イチローが打率を上げています。

 野球は最高の打者でも65パーセントはダメな「失敗のスポーツ」でそれゆえ人を謙虚にしてくれるーC・F・ウィル


最近読んだ作品(6日記)

 「中吊り小説」  吉本ばなな 椎名誠 森瑤子 伊集院静 他

 話題になったJR東日本の中吊り連載短編。名手19人がそろっていて読ませます。みんな電車を巧みに取り込んでいる。でも、これだけ揃うと印象が似通ってくる。心に残ったのは和田誠のエッセイ。

 飯田橋佳作座(懐かしい!)の閉館に駆けつけるエピソード。最後の上映作品は「荒野の決闘」と「リオ・ブラボー」。支配人が客席にいて、胸に保安官バッジをつけている。胸が詰まって声を掛けられなかったそうです。 

2006年6月5日

 村上代表の逮捕には驚かないけれど、秋田の小一殺害事件の容疑者逮捕にはのけぞりました。水死女児の母親だった!?早速ワイドショーに詳しい嫁ハンに質問。「悲劇の母じゃなかったん?」「料理もしない母親だったらしいよ?」「なんでわかるん?」「ガスの契約をしてなかったんだって。」「愛人は?」「いたらしいよ。彼が来るときは、死んだ女の子は、カップ焼きそばを持たされて表に出されていたらしい。」かわいそうに。事実はやや見えてきたかな・・・でも、なんで事故死とされた娘の死を蒸し返し、近所の男の子の死体を遺棄したか(絞殺は否認)?大きな謎は残ります。


こんな夢を見た

 ふるさとの庭の片隅。石垣の側の草の裏側に、年老いた猫が目を閉じて横たわっている。先はないみたい。かすかに息をしているが、もう蟻や蠅が集まってきている。

 近未来のリゾートらしい。青い海に面したビルのような大きな深いプール。魚と一緒に泳げるのが売りらしい。一階ごとに空気を吸える休憩スポットがあって、泳ぎながら潜って行ける。気持ちよく泳ぎながら、最後に排水溝のところにたどり着くと、その向こうは懐かしい下町のどぶ川で、周りには八百屋やクリ−ニング屋が並んでいる・・・。


逝く人(6月5日記入)

 今村昌平さん

 最初の師、小津監督との対比、確執からいろいろいわれますが、こういう映画作家がいてもよかったのです。お茶漬けも、懐石もいいけれど、こってりしたニラレバ炒めが食べたい時もあります。それが人生、それが社会。小津さんより川島雄三監督との関係ももっと取り上げられてもいい。海外の評価もめちゃ高かったですが、それにつけても、木下恵介さんはもう少し評価されてもいいように思うのです。

 清岡卓行さん(詩人、肺炎)

 小説「アカシアの大連」は清冽でした。もう83才だったのですね。

 菊池徹さん(多臓器不全、84才)

 第一次南極越冬隊員。あのタロとジロの世話役でした。映画で高倉建さんが演じた人物です。晩年住んでいたバンクーバーで死去。

 ジャック・ワイルド(英俳優、口腔癌、53才)

 「小さな恋のメロディ」で主人公の友人を演じて人気沸騰。ガキ大将的キャラが新鮮でした。名作「オリバー」の舞台、映画に出演、16才でアカデミー助演男優賞にノミネート。名子役の成人後は難しいものです。

 福島次郎さん(作家、膵臓癌、76才)

 10年前に「バスタオル」で芥川賞にノミネートされ注目される。8年前に三島由紀夫との交情を赤裸々に綴って話題に。作品中に三島の手紙を引用して問題に。裁判になり敗訴しました。最後にすべて言ってしまいたかったのでしょうか。

 麒麟のサキコさん(みさき公園生まれ、天王寺動物園所属、27才)

 人間ではありませんが・・・息子を連れて見た記憶があります。人なら90才くらい。大往生というべきでしょうか。アフリカの草原を知らないままで死んだのですね。

2006年6月2日

クラスの女子がタバコ所持で捕まって・・・(開いたカバンから落ちたのを見つかる)
駆けつけたら、泣き崩れていました。
お父さんとおばあちゃんの分だというのです。


母は14年前に病死、父は定職を持たずぶらぶら、祖母は認知症がはじまる・・・
彼女と姉のバイト代とおばあちゃんの年金で暮らし
お父さんに小遣い(タバコも含め)を渡してやる生活

バイトも遅いので、遅刻、欠席が多い。

4月から毎日のようにメールのやりとりをしているので、

生活状況はわかっているつもりです。
大変なのに、いつも笑顔を忘れない子。
彼女の言葉を信じてやろうと思います。

でも本人の不注意だし、「喫煙具所持は所持」。
今日から停学です。本人も姉も納得。

ところが、父親が俺も高校時代、教師の前でタバコを喫っていた、

俺のたばこやし、なんとかなりまへんか、と言ってきました。
なんともなりまへん、と切り返しました。
(本当は、あんたがしっかりしなはれ、と言いたかった)

いろんな家庭があります。


彼女はなんとか卒業させてやりたい。
難しいけれど・・・。




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